T.A.L.E.N.T



それからも何発か蹴られた時、星野ありさは手を振りあげた。


パシッ!


まどか「……てめぇ、女優なら顔殴ったらダメだなんて分かってんだろうが。」


顔にビンタをくらわせようとしてきた手を受け止めた。


そして冷静に元ヤンの演技を入れた。


私は星野ありさの胸ぐらを掴んだ。


まどか「なぁ、分かってんだろ?
女優の顔殴ったら撮影に支障が出るなんて。
撮影に支障ない程度なら避けなくていいかなって思ってたけど、流石に撮影に支障出るなら黙ってねぇよ。」


ありさ「っ!?」


私は星野ありさの顔がこわばったのを見逃さなかった。


サッと手を離し、その場を去った。