10代の病んだ魂たちへ ~イジメ復讐~


「もちろんそれは、君のことが好きだからだよ」

僕は、ついに僕の気持ちを彼女に伝えた。

僕の言葉に、彼女は少しだけ目を大きく開いて、恥ずかしそうに顔を背けた。

「もちろん、恋愛感情として。ねぇ、嫌かい?」

僕の言葉に、彼女は口をもごもごと動かした後、首を横に振った。

「ううん。嫌じゃないよ」

彼女は恥ずかしそうに呟いた。

僕は思いきって彼女に詰め寄った。

「じゃあ、好きかい? 僕のこと……」

僕にとって、一世一代の告白だった。

少し前の僕なら、他者を嫌う僕が、僕以外の他者に好意を伝えることなんて考えられなかっただろう。

僕の言葉に、彼女は頬を真っ赤にして、恥ずかしそうに目線を背けた。