しかし、事態は、僕の思わぬ方向に進んだ。 「おい! マキ!!!」 アヤカは呆然と立ちすくしていた彼女に迫った。 「これっ! おまえの仕業だろ! いつも遅くまで美術室にいたし! 昨日の仕返しに殺していれたんだろ!?」 アヤカは彼女に胸ぐらを掴み怒鳴った。 「そ、そんなこと………」 彼女は真っ青な表情で首を横に振った。