「………」 心配をする僕のもとに、彼女は美術室のドアを開けて現れた。 「マ、マキさん………」 その姿を見たとき、僕は全身の血が抜けるような思いがした。 彼女の制服は、無理矢理脱がされたように、ひどく乱れてボロボロだった。