10代の病んだ魂たちへ ~イジメ復讐~


翌日の放課後。

僕はクラスの飼育小屋にいた。

僕のクラスでは、一匹のうさぎを飼っていた。

誰が持ってきたのかは不明だったが、クラスのみんなは、うさぎのことをまるで自分の子供のように可愛がっていた。

だからわざわざ毎日、日直が朝と放課後、飼育小屋を訪れてうさぎの世話をすることがクラスの決まり事だった。

この日は、僕がその担当だった。