部活中、美術室で会う彼女の顔も、日をおうごとに悲しみを帯びていった。 しかし、そんな彼女に対しても、僕はまだ、自分から声をかけられないでいた。 臆病な僕は、彼女の表情の変化をこっそりと見つめることしかできなかったのだ。