たしかに彼女は、僕のせいで、あの事故のせいで一生残る傷を負った。
彼女は重度の障害をもって、死ぬまで不自由をするだろう。
しかし、裏を返せば、これでもう二度と、彼女はあの教室という地獄に戻ることはなくなったのだ。
彼女をいじめたクラスメート達と会うこともないし、彼らについて、あれこれと悩む必要もなくなっただろう。
加えて、彼女の様子を見ていると、彼女が看護師や医者に囲まれて、彼らの献身的な介護を受けて生きていることが確認できた。
彼女はいじめを通じて社会から排斥されたが、今や彼女は、この社会の正当な権利のもと、一生面倒を見てもらい、この先、決して孤独な日々を過ごすことはないだろう。



