「マキ………」 意識がどんどん遠ざかっていく。 同時に、僕の魂が身体を離れていくのが分かった。 これが、死というものなのだろうか。 気がつくと僕は、魂だけの身体で、真っ暗な水中のような世界を、下へ下へと落ちていった。