10代の病んだ魂たちへ ~イジメ復讐~

僕は、純粋な彼女を守りたかったのだ。

そして、僕はそれを、うまくやったと思う。

僕が思うに、人は死ねば生まれ変われる。

こんな下らない人間があらゆる局面で僕や彼女を傷つけ、僕達の敵となって現れる世界から離脱し、真に幸せな世界へと生まれ変われるのだ。


『僕は、その手助けをしたに過ぎない。』


彼女の死は、悲劇的な生の終わりではない。

もう一度新しい世界へ生まれ変わるための、1つの分岐点に過ぎない。

それは、間違いなく、彼女にとって幸福な意味を持つ死であったと僕は断言できる。