もうひとつ。君と付き合ってたときのこと。 当たり前だと思ってた景色が、いくつもあるんだ。 例えば、ふたりで出かけたとき。 君はいつも、僕の左側にいて、 僕は、君の小さい肩に腕を掛けてた。 その温もりを思い出すんだ。 君の体温を覚えてる。 僕の心が覚えてるよ。 忘れられないよ。 だけど僕は、忘れようとしてみるんだ。 思い出すたびに。毎回、毎回。 君を忘れようとしてるんだ。