「うそ……」
『美紗にはずっと笑顔でいて欲しいな』
いつかのお姉ちゃんの言葉を思い出した。
お姉ちゃんは、あたしが蒼くんを好きなのをよく思っていなかった。
それは……蒼くんが陽菜ちゃんとつき合ってるって知ってたから?
事実を知ったら、あたしがショックを受けるのがわかって。
あの言葉は……そういうことだったの?
「いつから……?いつから付き合ってるの?」
声が震える。
「4月に入ってからよ。蒼くんから報告をもらったから」
……っ。
そんな。
お姉ちゃんにまで報告してたなんて。
「お姉ちゃんは、蒼くんと陽菜ちゃんがつき合うこと……いやじゃないの?」
「美紗は、いや?」
逆に問いかけられて、お姉ちゃんはそうじゃないんだと悟る。
想いを共有できると思ったお姉ちゃんとは、意見は合わなかった。
でも、あたしは正直な気持ちを口にした。



