……たしかに。
蒼くんから好きになってもらえないのに、ほかの男の子からモテたって意味ない気がする。
……って。
「もしかして、久我くん好きな子いるの!?」
つまりはそういうことだよね?
教室ではクールを貫く彼が、ひそかに誰かに焦がれてるとしたら、すごい胸きゅんな話だよ!
いつか聞かれたクラスの女の子のためじゃなくて、個人的にあたしが知りたい。
「さあね」
「さあね、って。やだ久我くん。それってもういるって言ってるようなものだよ。ね、誰?」
半分くらい食べ終わったローストビーフサンドを手に持ったまま、久我くんに視線を送る。
想いを寄せている女の子って、誰だろう。



