君が泣いたら、俺が守ってあげるから。



ほんと意味わかんねえ。


いつ、彼女ができたんだよ。


でも、いつまでも彼女がいることを隠せるはずもない。


あれだけ蒼先輩を目で追っていれば、昨日の俺みたいに目にしてしまうかもしれない。


いきなりあれを目撃したら、ぶっ倒れちまうんじゃねえの?


なら、先に知ったほうがよくないか?



「……バスケ、大変なの?」


「え?」


「授業中寝ちゃうって、やっぱり練習きついんだよね?」


「ああ、まあ……」


「そっか……大変だね……」



俺に言ったようで、それは蒼先輩に向けられているように感じた。

遠い目をして、心苦しそうに。


そう思ったら、なんだか胸がむしゃくしゃした。