そう思っていたとき、玄関の扉が勢いよく開いた音がして、お父さんが部屋に駆け込んできた。
「リリアン!!リリアン!!」
「お父さんおかえり。あたしはここにいるよ」
「リリアン喜べ!!入学が決まった!!」
「...え?」
ぽかん、とするあたし。
そんなあたしの後ろでお母さんが喜びの拍手をした。
「良かったわ!!それで、どこなの!?」
「それが...あの特別魔導師養成学校なんだ!!」
はい??
お父さん、すごく自慢げだけど、気は確か?
「特別魔導師養成学校ってあのエリート学校だよね?
確か能力が高い一部の人しか入れないんでしょ?」
「そうなんだが、今は枠が一人分空いていて、そこに入れてくれるらしい!」
「ありえないよ。だってあたし、魔法使えないよ?」
「そのことも言ったんだが、向こうはそれでもいいからぜひ来て欲しいと言ってくれてな!」
はい...?
それ、本当の話?
お父さん騙されてるんじゃないの?
「まぁ、すごいわ!!
リリアンがあのエリート校に入学だなんて!」
「お母さん、あたしまだ入るだなんて...。
それに学費とか寮費とかすごく高いんでしょ?」
「それも全部免除だと言われたんだ!」
「えぇ!?何で!?」
「リリアンの筆記試験の結果がすごく良かったみたいでな、特待生にしてくれたぞ!!」
な、な、な...!?
あたしが、特待生!?
特別魔導師養成学校は4年制で、ものすごく学費が高い。
普通の高等学校の5倍はする。
プラス、寮費だってとてつもなく高い。
それを全額免除?
あたしなんかが特待生?
そんなありえない話あるの!?


