沈黙する記憶

そして……。


「いた」


裕斗がそう言い、一瞬足を止めた。


前方には克矢の車が見える。


克矢は車からスコップを持ち出し、山の中へと入って行く。


「……行こう」


克矢がそう言い、力強く一歩を踏み出した。