色眼鏡

美穂とすらまともな会話ができない。


ぼやけた視界の中で美穂からの視線が気になってしかたがない。


コンタクトが手に入っていれば、こんなことにはならなかったかもしれない。


「ところでさ、里菜って晃と幼馴染なんだよね?」


美穂の言葉にハッとして顔を上げた。


「うん……」


「晃ってカッコいいよね」


あたしの心臓がドクンッと大きく跳ねた。


もしかして、美穂も晃のファンだったんだろうか?