☆☆☆
「お婆ちゃん、元気?」
夏生がそう声をかけてもフサエさんは反応を見せなかった。
今日は調子がよくないのか、ベッドから起き上がろうともしない。
「昨日の夜から熱が出てるの」
職員さんが部屋に入って来てそう教えてくれた。
どうりで、少し顔色が悪いと思った。
「夏生だよ。わかる?」
フサエさんの顔を覗き込んでそう声をかけるけれど、フサエさんからの反応はない。
「ごめんね里菜。今日は無理みたい」
そう言われてあたしはフサエさんに近づいた。
ベッドで横になっているフサエさんは、通日前よりも弱弱しく見えてしまう。
「早くよくなってくださいね」
あたしはそう言うと、夏生と2人で部屋を後にしたのだった。
「お婆ちゃん、元気?」
夏生がそう声をかけてもフサエさんは反応を見せなかった。
今日は調子がよくないのか、ベッドから起き上がろうともしない。
「昨日の夜から熱が出てるの」
職員さんが部屋に入って来てそう教えてくれた。
どうりで、少し顔色が悪いと思った。
「夏生だよ。わかる?」
フサエさんの顔を覗き込んでそう声をかけるけれど、フサエさんからの反応はない。
「ごめんね里菜。今日は無理みたい」
そう言われてあたしはフサエさんに近づいた。
ベッドで横になっているフサエさんは、通日前よりも弱弱しく見えてしまう。
「早くよくなってくださいね」
あたしはそう言うと、夏生と2人で部屋を後にしたのだった。