八起くんの少し俯いた横顔に、風で揺れる前髪が薄い陰を落とす。 真面目な、深刻な話してる最中なのに、私、その隙間から見える長い睫毛の瞳から、目が離せなかった。 キレイ…… 「様子見の時期はとっくに過ぎてて、悪くなってるんだよね。今は骨髄移植マチ」 はっ そうだよ、すごいシリアスなとこだよ今。 私、不謹慎にも程がある。