「なに?藤島と知り合い?」 千里が去った方向をじっと見つめる私の横にいつの間にか天本くんが並んでいた。 「……………」 幼なじみ…って言ったら、天本くんは信じてくれるのかな… 傍から見たら、ただのストーカーだったりして… それもそうだよね… 私みたいな可愛くない女の子が、千里の近くにいるなんて可笑しいもん… 千里の周りには可愛い女の子が沢山いるもの… いつも、いいなぁって私は眺めているだけ…