あれ?
機嫌悪くした?


そう思って、行く先を見つめると…そこには見知らぬ男性が一人。
補佐はその人にペコリと一礼すると、応接室へと案内してそのまま一緒に入ってしまった。


「今の人、誰です?」

「…さぁ?私も分からないなぁ…」

「なーんか、嫌な予感」

「え?」

「いえ、こっちの話です…」


これが、まさかの展開への第一歩になるとは…。
流石の私にも予想が付かなかった。