「久倉…」

「もー、ほっぺた貸しませんよ?!」

「そうじゃなくてさ」

「…?」

「手、出してみ?」

「はい…?」


訝しげに、おずおずと出された手の平は、俺の手の何倍も小さい。


「ちっちゃい手だなー…」

「補佐が規格外、なんですよ」

「俺は何処も大きいよ?」

「………」


ちょっとばかし、下ネタらしきものをチラつかせれば、冷ややかな軽蔑の眼差しを受ける。

彼女はけして、他の女のような行動をしない。
それは、ある意味予測不可能。