【完】溺愛恋愛マイスターにぞっこん?! 〜仔猫なハニーの恋愛奮闘記〜


そんな中。


久しぶりに実家に足を向けると、両親揃ってこう切り出してくる。


「水美、あんたももう28なのよ?仕事もいいけど、結婚するとか将来のことを考えなさい?」

「お前は女の子なんだ。いやこのご時世に、仕事を辞めて家庭に入れなんて言いやしないから。早く孫の顔を見せてくれ」


私が、瑛飛さんと付き合っていることは、包み隠さず話してあるのに、海外に行ってしまってからは、実家に戻るとすぐにこう言われる。
だから必然的に、実家には余程の用事がない限り、行かないようになった。


「お父さんも、お母さんも、気持ちは分かるけど。私には今大きなプロジェクトを抱えてて、そんな気持ちには到底なれないのよ…申し訳ないけど、孫の顔を見るのも、花嫁姿を見るのも、まだまだ後ね」


そう言って、私は実家での用事を済ませると、そそくさと逃げるようにして、自分の家に戻った。