彼が、此処から遠い地へと向かっていったって。
私は、此処で、彼の帰りを待つんだ。

私は、彼の疲れを癒やす寄り木に…大きな港になりたい。
そんな存在でありたい。


好きだからこそ当たり前に、生まれた感情。
愛してるからこそ当然のこととして、芽吹いた想い。


さぁ、いくらでも…貴方は自分の思うように旅立って。
貴方を必要としている場所で、貴方が1番輝ける場所で、その才能を開花させて…。


いつまでも、守られるばかりじゃいられない。
私は、そんなに弱くない。


ねぇ?
こんな私にしてくれたのも…貴方なんだよ?


私の細胞の小さな欠片一つまで余すことなく、貴方で埋まって、それで私は今、成り立っているから…。


笑顔で、告げよう。

「行ってらっしゃい」と「愛してる」の言葉を…。