こんなにも彼の温もりを待っていた自分。
抱かれて、生まれる感情が…これ程までに輝きに満ちるとは知らなかった。


今までの過去を本当に上書きしてくれた…そんな甘い甘い時間だった。


前に彩良ちゃんが言ってたと通り。
過去は塗り替えられる。
未来は自由に切り開ける。


それは、全部…彼からの愛で確実なものになりました。


「瑛飛さん…?」

「何…?」

「どうしてくれるの…私もう、瑛飛さんなしじゃ生きれない…」

「…本望だな」

「ばか」

「俺も、水美じゃないと生きてけないよ…?」

「もう…ばかばか。キザ、サギ、嫌い。…でも、好き。愛してる…」

「くくっ。ベッドの中の睦言にしちゃ、威勢が良すぎるな……水美…」


ぎしり


欲望を含んだ、ベッドの軋む音に合わせて、彼が私に重なり、啄むようなキスからもう一度深い深いキスを交わした。


それが、まるで誓いの接吻けのように…。