【完】溺愛恋愛マイスターにぞっこん?! 〜仔猫なハニーの恋愛奮闘記〜



それから、今後の課内の人事についての話し合いを折り込みながら、新設されるというブランドのコスメ情報などについて意見を細かく求められた。


「…えっと、ここまで話してなんなんですが…私の一意見でこんな重要なことを次から次へと決めてしまってもいいんでしょうか…?」


私は、少し不安になって、話の腰を折る。
けれど、それは軽くウィンクをした彼女、エリーサに「いいんだよ」と容易く流されてしまい、それ以上の詮索は出来なかった。


そして、彼も、それに対して小さく頷くだけで…それ以上のことを何も言ってはくれなかった。


自分の中では、目からウロコなことばかりだ。
後から彩良ちゃんにきけば、エリーサ・オオハラと言ったら、世界でも5本の指に入る程のメークアップアーティストだそうで。
彼女の手掛けるコスメブランドは、全世界で絶大なる人気を誇っているそうだ。

…私もまだまだ勉強不足だ…そう痛感した。
というか、何気に自分でもそのブランドのコスメをいくつか使用していたではないか。


…一生の不覚。


そんな彼女が彼の叔母だということならば、彼の私生活もなんとなく霞がはれていくようだった。