【完】溺愛恋愛マイスターにぞっこん?! 〜仔猫なハニーの恋愛奮闘記〜



大きくて細い指先も、形の整った口唇も…。
そして、甘く響く低音の声さえも。


実は、好みだったりする。
強烈に。
だけど、あまりにも年上で。
あまりにも全てが上手くまとまり過ぎて。
そして、あまりにもこの状況が甘過ぎて…。


恋愛経験値不足な私は、どうしていいか分からない。
だけど、愛されたくて仕方がない。

そう、私は愛されたい系の、重い女なのだ。
それは、以前付き合っていたダメンズ達からも指摘されていたので、自覚済み。


だけど。
彼と対峙してる時の自分は、最高にイイ女になった気がしてしまって、正直参ってる。

そんなの、自分で認められる訳ないじゃない…。
それでも…愛されたいと…そう自分の中だけでも思う事は罪なんでしょうか?


ほんとに、神様というものが目の前にいらっしゃるのならば…一度、お尋ねしてみたい。