偽りの愛言葉

「それで…最近よく見かけない女子と一緒に居たから…」

「え、そんなの当たり前じゃん。だって俺の職業ホストだよ?」

「はい!それは分かってるんですけど…あまりにも綺麗な人だったので…」

「綺麗…?」


ぶっちゃけ言っちゃえば、俺の常連は年上が多くて結構派手な客がいっぱい居る。


その中で綺麗って言えば…ダントツ梓ちゃん!


あぁ、そうか。


それで気になったのか。


女は嫉妬が凄いからなー…。


「それがどうかした?」

「…彼女なのかなって気になって。風神くんがあんなに相手するのって珍しいから…」


よく見てるな…俺のこと。


俺のファンってさ、自分以上に知ってる気がするよ。


疲れてる時なんか、すぐ。


“顔色悪いよ!”とか
“今日口数少ないけど大丈夫?”って。


見破られんの。


そういうのは嬉しいなぁって、沁み沁み思うんだ。