だけど…… 「あれ?司の彼女じゃね?」 驚いたその声に、思わず顔を上げてしまった。 すると、目の前には見たことのある男性が立っていた。 黒髪で、男らしい整った顔をしている。 この男性……小川さんの結婚式に司と出席していた、 「ひっ……弘樹さん……」 だったのだ。 運命はこんな悪戯をするのか。 司君から逃げようとしたのに、司君の友達に気付かれてしまった。