次の日、いつもの如く隣の教室のハルを探す。
昨日は夢のような時間だった。
本当、アイツは可愛すぎる。
ちょうど今は委員会役員決めの時間。
相変わらず適当な俺は、順調に話も進んでいたし早く終わればいいと思っていた。
ハルは今日もラクガキをしてるのかと見てみれば、何やらこっちを見てキョロキョロしている。
俺のこと、探してるとか……?
いや、さすがに自惚れすぎだろうか。
そんな姿さえも愛おしく感じて、しばらくその様子を見ていた。
1度諦めたのか視線を外したけれど、すぐに俺たちの目線が交わる。
目が合った途端、ハルはわかりやすく驚いていて、"ハル"と口パクで名前を呼んで手を振れば、顔を隠すように俯いた。



