涙目になりながら、顔をふいっと背ける。
「ハル、ごめんって、許して?」
さすがにやりすぎたと思ったのか、謝ってきた夏くん。
「許してあげないっ」
「本当にごめん。だからこっち向いて?」
「やだっ」
「こっち向いてくれないならキスしちゃうよ?」
「……!?」
びっくりして振り向くと、やっと振り向いてくれたと夏くんは笑っていた。
夏くん、全然懲りてない!
私がどれだけ心臓が破裂してしまいそうになったと思ってるの!?
もう、知らないんだから。
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