「お昼ご飯、パンケーキでもいい?」



「えっ!パンケーキっ!?」



さっきまでずっと緊張していたのに、パンケーキの一言で吹き飛んでしまった。



「ハル、好きでしょ?」



「うん、だいすき!」



俯いていた顔をバッと上げると、優しい笑顔を浮かべていた夏くん。



私の好きなものをわかってくれていたなんて、嬉しすぎる。



おまけに夏くんは……



「美味しそうなお店調べておいたから」



「ありがとう」



行くお店までも調べてくれていて、混んでいたら困るからと予約も入れてくれていた。



何から何まで申し訳ない。



その予約をしてくれていたパンケーキのお店は、待ち合わせしていた駅からあまり離れていないところにあった。



メイン通りから少し裏道に入ってすぐ。



目印は壁に張り巡らされたつる植物。



白い壁のおかげで外装はすごくオシャレに見える。



やっぱり人気なお店なようで、入口からは列ができていた。