『それは大丈夫!私が保証する!!』
「やっぱり不安だよ〜」
そんな不安のせいで、毎晩こうして詩乃に電話をかけているんだから。
こんな毎日を過ごしているうちに、とうとう今日は初デート前日だ。
寝て起きたら、夏くんとデートなんだ。
緊張と楽しみな気持ちが混ざりあって、ドキドキと波打つ胸の音のせいで、今日は寝れそうにない。
『応援してるから!明日は楽しんできてね?』
「うん、楽しんでくる……!」
きっと楽しい一日になりますように。
詩乃と少し話すだけで、不安な気持ちは少し落ち着いてきた。
まだ明日にならないで……?
早く明日になって……?
そんな葛藤をしながら、布団に深く潜り込んだ。



