俺の彼女が可愛すぎて困る。





それから昼を挟んで、午後の競技は大縄飛びとクラス対抗リレー。



クラス対抗リレーは、やっぱり俺はアンカーにいた。



まぁそのおかげでハルの走るところがゆっくり見られるから文句はない。



ちょうどリレーの中盤くらいでハルがトラックに出る。



ハルの前は、いつも仲良くしている降谷らしい。



自分のクラスの様子なんか放っておいて、次は俺がハルに夢中だ。



1位はB組、2位がA組でまわったハルへのバトン。



頑張れと心の中で応援する。



ハルの視線の先にB組の背中がしっかり見えているようで、少しスピードを上げたのがわかる。



抜かすことはできなかったけれど、確実に差を縮めてバトンをまわしていた。



「アイツ……大丈夫かよ」



少し気になったことがあって、モヤモヤする。



しっかりと自分のアンカーとしての役目を終わらせてから、俺はすぐにハルの元へと向かった。