「……?」



私には夏くんが驚いたことも謝ったことも、可愛いなんて言ってきたことも全然意味がわからなくて……



「人間だもん、天然じゃなくて人工でしょ?」



『いや、やっぱり天然……ううん、もういいよ』



なんでみんなして私のことを天然、天然って……



そんなわけないじゃん。



それからしばらく夏くんと電話越しに喋っていた。



よくこんなにも長く話せるなと思いつつも、全然苦じゃなくて、むしろ楽しくて、幸せで……



本当に誰かこの気持ちの理由を教えて欲しい。