〜とある道 side〜

「ね、今なにかいなかった?」

「気のせいじゃない?」

「ほらほら、ーちゃんもーちゃんも気をつけてね!不審者多いし」

「そういう先生が危ないんじゃ?」

「よく言うね〜」

所々聞き取れない、小さな声。

「でも、今確かに気配がしましたよ」

「あー、私も!そう思った」

「だよねだよね。この辺に来たのかな?」

「だとしたら気をつけないとね」

「そ、そうだよね。今までの計画、台無しだもんね」

「よおし、気を引き締めていくぞ!」

そして、その者達は闇夜に消えていった。