「知らないよね、友香は。魔力を吸い取る時には、苦しみや痛みも伴うんだよ」

花音さーん、それ・・・・・・

困るっ!超困る!

やめてくださーい。

「あうっ・・・・・・」

光が一層強うなり、それに伴って苦しくなる。

「も・・・・・・だめ・・・・・・」

掠れた声で告げて、私は意識を手放した。



これが、命取りになる行為とも気づかずに。