【あの後……】
「あぁ！！」
「なんだよ、いちいち煩い奴だな」
「なんだよ、じゃないよっ！ そうだ！ 思い出した！
樹、アンケートに好きなタイプは大人しい子だって書いてたよね？！
しかも嫌いなタイプに、あたしの事書いてたよね？！」
「……あぁ、アレか」
「アレか。じゃないよっ！ あたしはアレのせいであたしって眼中にないんだ……って諦め入ってたんだから！ ってゆうか、なんで嫌いなタイプのあたしとっ……」
「つぅかさ、タイプとか関係ないだろ。
好きになる時わざわざ相手の性格と自分のタイプを見合わせないだろ？」
「……時間がないから？」
「違ぇよ。だから、そんなん関係なしに好きになるもんじゃねぇの？
オレだってまさかおまえみたいなタイプを好きになるなんて思ってなかったし」
「それ、結構な爆弾発言なんだけど」
「だっておまえ、本当にすげぇ勢いでオレの生活ん中に入ってきたから……気付いたらいないとおかしくなってたし」
「……すみませんねぇ。図々しくて」
「可愛くない奴だな。そうゆう事言ってんじゃねぇのに」
「だって……」
「……『だって、恥ずかしくて』？」
「違っ……だって、だって！ 樹が急にこんな……」
「そう。こんな時なんだよ。ベッドで２人きりな訳。
ようやく手出してもOKになった訳。
って事で少し黙っててもらえると嬉しいんだけど。
……恥ずかしいのは分かるけどさ。素直じゃない瑞希チャン？」
「……～～っ」
「こんな時くらい素直に可愛い女になっとけよ。
……まぁ、オレがそうさせるけどな」
「……～～っ キザ男！」
■今度こそＥＮＤ■
※入りきらなかったアンケートの件がこんなところで（笑）
いや、本当に入れ忘れて申し訳ないです。すみません。
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