「なぁ、円花」 ふわりふわりと舞い落ちて、見上げるそらが真っ暗になって、それでも私たちは田舎道を手を繋いで歩いていた。 「なぁに?大和」 もうすぐ、住宅街に入ってしまう。 そろそろ手を離さなきゃって、大和と繋がる手を緩めた時、大和はそれを引き止めるように強く握った。 「大和…?」 「俺さぁ」 大和はこちらを見ずに話し始める。 ちらりと見上げた横顔は、何かを覚悟してるような顔で、ドキッとして、慌てて地面を見つめた。