「──ゃ、まと…」 大和の名前を口にした時、私が抱きしめたいはずだったのに、いつの間にか抱きしめられていた。 「お前…っ、ほんとっ…バカ…!」 抱きしめる腕の力が強い。 ぎゅっと私の背中に抱きつく腕が震えている。 「…大和…?」 呼びかける私に反応するように、大和の鼻がグズグズなった。 …大和が泣いてる…?