「切符を拝見いたします」 車掌の帽子を被った真っ黒の影が私たちに話しかけてきた。 「あ、はい…」 今までずっと握りしめていた真っ黒の切符を差し出す。 「あぁ…」 大和も同じ形、同じ色の切符を差し出した。