「おはようございます、リフィト王子。一昨日よりライト王子の侍女となりましたララ・ウェルバートと申します。今日一日、セリス様と共にご一緒させて頂きます、どうぞよろしくお願いします」
そう言ったあと、深く礼をする。
「ああ、君が兄さんの新しい侍女になった人だね。赤毛の髪がとても綺麗で、夏に咲く花のようだ。こんなに可愛らしい人が兄さんの侍女だなんてもったいないなぁ」
なんて歯が浮くような言葉なのだろう。
私の赤髪をそんなふうに褒めてくれた人はいなかったものだから、つい顔が自然と火照ってしまう。
夜会では遠目でしか見かけたことがなかったが、近くで見るリフィト王子は、簡単に言ってしまえば格好が良い。
切れ長の目、スッと伸びた高い鼻、さらりとした髪。
手足は長いし、身体も程よく筋肉がついていて、立ち姿勢も美しく王族服がとても映える。
言わば外見は、私の理想とする王子様像そのままだった。
「もし無理そうなら言ってね?私の第二侍女にしてあげるよ。遠慮しなくていいからね」
……ただ、中身はまったく理想とはかけ離れているが。
そう言ったあと、深く礼をする。
「ああ、君が兄さんの新しい侍女になった人だね。赤毛の髪がとても綺麗で、夏に咲く花のようだ。こんなに可愛らしい人が兄さんの侍女だなんてもったいないなぁ」
なんて歯が浮くような言葉なのだろう。
私の赤髪をそんなふうに褒めてくれた人はいなかったものだから、つい顔が自然と火照ってしまう。
夜会では遠目でしか見かけたことがなかったが、近くで見るリフィト王子は、簡単に言ってしまえば格好が良い。
切れ長の目、スッと伸びた高い鼻、さらりとした髪。
手足は長いし、身体も程よく筋肉がついていて、立ち姿勢も美しく王族服がとても映える。
言わば外見は、私の理想とする王子様像そのままだった。
「もし無理そうなら言ってね?私の第二侍女にしてあげるよ。遠慮しなくていいからね」
……ただ、中身はまったく理想とはかけ離れているが。


