三日目の最終日は、セリスについてリフィト王子の侍女をすることになった。

起床時間がとても早く、寝ぼけまなこで侍女の休憩室に向かう。


「おはようございます、セリス様」


まだ眠気が残り、ぼんやりとしている私とは違い、セリスはすっきりとした爽やかな表情。

昨日あれだけ仕事をしていても、疲れを見せないのは凄い。



「おはようララ、昨日はよく眠れた?……ああそう、私を呼ぶとき『様』はいらないわ。同じ年だし同じ身分だし、気兼ねなくセリスと呼んでくれるかしら?もちろん私もあなたをララと呼ぶから」


「え?い、いいのですか?」


「もちろん!……まあ、これからどうなるか分からないけれど、今は同じ侍女なのだし、仲良くしましょう?」



どうなるかわからない。

……確かにね。