「いいでしょ?私のカメラで撮るし。」

そう“剥がし”の人に聞く。

「わかりました、今回だけです。」

その答えを聞いて、彼女は机の中からカメラを取り出す。

「はい、チーズ。」

1枚だけだったが
彼女のスマホで写真を撮った。

「あ、あとで送るね。
あと曲あと少しで出来るから!
できたら教えるねー。
次の次のカップリングになると思う。」

彼女はスマホをポケットに入れて話す。

「お時間です。」

“剥がし”の人に肩を叩かれる。

「じゃあ、またねー。」

「うん、またくるね!」

あすりんと話したらスッキリした。
何かいつも助けられてる気がする。

ありがとう、あすりん。

~

「さっきのことあんま気にすんなよ。」

「うん、わかってる。」

その優しさには本当に助けられる。

「じゃね、また明日。」

「うん、明日。」