「言ってくれてありがとな。」

「今まで、辛かったろ?」

颯と一馬が私の目を見て言う。

「うん…でももう大丈夫。
だって私には仲間がいるんだもん!」

私はここにきて初めて思いっきり笑った。
私たちは肩を寄せ合い、笑った。

そして私の栗色の髪のままで写真を撮った。


なんで早くに言わなかったんだろう。

みんなは私を信頼してくれてる。
そのことはわかっていたのに。

信頼してくれてるから大丈夫だって、
なんで思えなかったんだろう?

私のバカ。

でも、これで私たち5人は本当の仲間。
信頼する大好きな友達。

これからもよろしく。