Next To You…永遠に。

「全員結柚と同じだ」


「「え!?」」


涼とハモった。


なんだ、涼も知らなかったんだ


1回も教室来てないってことだよね?


開いた口が塞がらないってこのことだ。


「ホントに?」


「空席あるはずだけど」


勇に言われて、さっきマッハ速さで出ていった教室の風景を思い浮かべる。


……興味無さすぎて浮かばない。


まぁでもあるんだろうな。


気づいてないだけで。


「あったようななかったような。てか、何で叶多だけ教室来てるの?」


勇たちサボってるんだから叶多も一緒にサボればいいのに。


「叶多が結柚ちゃんのことす─」


─バッターーン!!


大きな音を立てて幹部室のドアが開いた。