Next To You…永遠に。

……その頃から、どこか私の心は歪んでいたのかもしれない。


「じゃあ俺ん家来い」


過去の方へ飛んでいた意識が、叶多の衝撃の一言で戻ってきた。


「何言ってるの?」


晴輝といい、叶多といい、総長ってブッ飛んだ発言多いよね…。


「俺ん家に住めばいい」


幻聴じゃないことは証明できた。


…結論。この人、バカなの?


私、女…。


叶多は男…。


一緒に住むとか絶対嫌だ。


第一、蒼竜の姫になることは承諾したけど、叶多の彼女になることを承諾したわけじゃない。


私は、晴輝の彼女なんだ。


晴輝以外の男と住むなんてありえない。


だって同棲と一緒のことでしょ?