Next To You…永遠に。

「結柚!ちょっといいか」


部屋でくつろいでると、ドアの外から晴輝の声がした。


かしこまってる声で、何となく雰囲気が堅い気がした。


「何?」


ドアを開けて晴輝と目を合わせる。


「下で話がある」


…なんだろ。


普段おちゃらけてる晴輝の真剣な表情は、私を不安にさせた。


何か問題でも起きてるんだろうか。


それとも…別れようって言われる……?


姫を辞めてほしいって言われる…?


嫌な胸騒ぎがする。


〝聞きたくない〟と言えば済むはずのことなのに、素直に1階に降りるのは、やっぱり晴輝を信頼してるからなんだと思う。


晴輝は私を必ず守ってくれるし、かと言って過保護みたいに心配するわけでもない。


ちょうどいい関係を保ってくれるんだ。


デートだって片手で数えれるくらいしか行ってない。


キスなんて1度もない。


それでも私は晴輝を信頼してるし大好きな人だ。