Next To You…永遠に。

「俺まだ社長じゃないからさ。親父に言ってくれる?」


新人ぽいから、よく状況がわかってねぇんだろうか。


「いえ。叶多様をお呼びです」


は?


「俺?」


不思議に思いながら、3階の廊下に置いてある受話器をとる。


「はい。花崎です」


ビジネス電話なら困るな。


ノウハウとか知らねぇし。


そう思いながら電話に出ると、聞き覚えしかない声が聞こえてきた。