Next To You…永遠に。

ドキドキする場面ではないことは分かってるのに、ストレートな晴輝にドキドキしてしまう。


「じゃあ何で浮気した？今さら自己チューなんだよ、お前ら。裏切られたこっちの身にもなれっつぅの！」


さっき店内で騒いでたのは、言い争いをしていたのかもしれない。


晴輝のことで。


「……第一、こいつを姫にしたのが間違いだろ。全員同罪だろ。だから俺は反対したんだ。どうせ女なんかすぐ裏切るんだよ！」


恵輔は、どっちサイドでもないけど、晴輝の味方では絶対にない。


麗桜をグチャグチャにしたのは私だ……。


「そんな話はどうでもいい。で？お前、晴輝とヨリ戻すつもりか？」


聡の目がこんなに冷たいことを初めて知った。


「……わかんない」


ハッキリさせなきゃいけない。


わかってるよ。


わかってる。


だけど、決めれないよ……。


どっちの決断をする勇気もない…。