Next To You…永遠に。

「結柚……」


次の瞬間、私の体は、上半身を起こした叶多の腕に抱き寄せられていた。


「やめて……」


口では抵抗しても、体は動かなかった。


「俺、言ったろ?何があってもお前の味方だって」


……そんなの…そんなの嘘だよ…。


裏切るかもしれないじゃん…っ。


「……もうね…疲れちゃった……。ずっと悪夢を見て、過去を思い出して……っっ。もう、限界だよ……っ!!」


どうして私がこんなに苦しまなきゃいけないの……?


「……結柚は結柚だ。親が誰だろうと関係ない。もう、過去を引きずらなくていい。俺が…過去を忘れさせてやるから」